玄米をお勧めする理由

ヨコマチファームではお米を玄米で購入されることをお勧めしています。このページではその理由を解説します。

理由1.玄米は美味しくてヘルシー

お米は稲の「果実」です。果実の皮まで丸ごとの状態が玄米で、ごく薄い果実の皮と実を取り除いた中の、種にあたる部分の皮まで取り除いて「胚乳」だけにしたものが白米です。白米がほとんど炭水化物だけで出来ているのに対し、まわりの皮(この部分が米ぬかです)まで含む玄米には、ビタミン、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれています。

健康に良いという話や、逆に玄米を食べ過ぎるとよくない、などの情報もありますが(いったい何kg食べると害になるのでしょう)、科学的根拠は公的機関にお任せするとして、ヨコマチファームでは以下のことを実感としてお伝えしています。

  • 米ぬか(コメの果実にあたる部分)そのものの香ばしい香りを楽しめる
  • 柔らかく炊いても美味しいが、むしろプリっと炊いて食感を楽しむことができる
  • お米をよく噛むようになり、結果としてお米そのものの甘みや、他の料理の味もしっかりと味わえるようになり、食生活がていねいになる。
  • お通じがよくなる

また、チャーハンカレー(特にスープカレーやグリーンカレー)などのお料理につかうと、パラパラの食感を楽しむことができてオススメです。

健康のために我慢して食べるのではなく、玄米そのものの美味しさを楽しんで頂きたいです。

理由2.精米したての白米が食べられる

玄米も美味しいのですが、ふっくらと炊かれた真っ白な白米の美味しさはまた格別です。白米を最高の鮮度で食べるために、玄米をご自分で精米してみてはいかがでしょうか。

玄米から米ぬかを取り除いた白米は、皮をむかれたリンゴやジャガイモと同じなので、常温で放置すればどんどん鮮度が落ちて美味しくなくなります。いっぽう玄米は常温でも比較的長く保存できますので、コイン精米機や家庭用精米機で必要なだけ精米して、精米後なるべく早く食べていただくことでお米本来の美味しさを味わうことができます。

最近は家庭用の精米機が普及してきましたので、コーヒー豆を挽くように、食べる分の玄米をその日に精米して食べる方も増えているようです。

新米こそ玄米で食べてほしい

玄米も秋の収穫直後から少しずつ味が落ちていきます(貯蔵のしかたにもよります)。玄米は表面の米ぬかの部分から徐々に酸化がすすんでいきますので、収穫から時間がたって味が落ちてきた玄米も、精米することで美味しく食べることができます。逆に言うと、米ぬかが新鮮な新米の時期にこそ、玄米のフレッシュな香りを楽しんで頂きたいです。ああでも、新米の時期には、つやっつやの新しい白米も美味しいですよね!迷う!

理由3.農家もよろこぶ安全なお米

農畜水産物全般に言えることですが、食べ物は育てた人、取った人から直接もらうのが一番安全で、ぜいたくで美味しい入手方法だといえます。生産者から直接、育て方の話を聞くことで安全性への信頼も上がりますし、生産者の人柄やこだわりの話を知ることで、食べ物の味の感じ方まで変わってくるからです。

ヨコマチファームに限らず、お知り合いに米農家さんがいらっしゃるようでしたら、その方とお話をして直接お米を購入されてみてはいかがでしょうか。「うちの米はうまいぞ」と聞いて買ったお米は、味もさることながら、食べる人の心も豊かにしてくれるのではないでしょうか。(ただし、アポ無しで忙しい時期に押しかけるのは勘弁してくださいね。農家は商売人ではないので、そもそも接客態度などは期待しないでください。また、農家さんによっては、個人販売をしない方針の方もいますのでご無理のないように。)

そして、農家からお米を分けてもらうときは「玄米で」とお願いしたほうが、気持ちよく譲ってもらえる可能性が高いです。

たいていの米農家は、秋に収穫したお米を玄米の状態で保管しています。そして米農家はほぼ確実に精米機を持っていますので、精米したお米(=白米)を用意することもできます。しかし、普段小売販売をしていない小さな農家さんにとっては、保存してある玄米をそのまま小分けして渡すほうが考えることや準備することが少なくて助かるのです。ついでにお米を入れる袋(使い回しで充分です)なんかも持参すると喜ばれると思います。

玄米こそ、オーガニックで

田んぼの土が汚染されていれば、白米よりも玄米に影響が出やすいのは事実です。安全なお米を食べたい、と思っても、口にする食べ物の全てを自分で検査することは事実上無理なので、必然的に「誰から入手した食べ物なら安全だと思えるのか」という、信頼の話になってしまいます。

そういう意味でも、顔の見える関係の農家さんから自信を持って譲ってもらった農産物、というのはベストな選択肢なのではないでしょうか。

でも説明を聞いてもよく分からない、いまいち納得できない、そもそも知り合いに農家なんていない、という方は「有機農産物(=オーガニック)」の表示のあるものを選んでみてはいかがでしょうか。人にも環境にも優しい作り方を第三者機関に認証された田畑の農作物には、有機JASマークが表示されています。

オーガニックの玄米で、心も体も元気になってください。